参加者殺到、「コンプライアンス落語」とはどんなもの?:笑いながら学ぶ(2/4 ページ)
コンプライアンスに関わる事件は日常茶飯事のように起きている。だが、これを社内に徹底しようとしても、難しい用語が多かったり、法律に照らし合わせる必要があったりしてハードルが高い。これを分かりやすくしようと作られたのが「コンプライアンス落語」だ。
自画自賛 載せて炎上 自画悲惨
同社は、企業の総務部門や法務部門などのコンプライアンス担当者が、社内で実施するコンプライアンス研修を支援する「こんぷろカスタム」を提供。ハラスメントや法令順守、情報漏えい、公正な取引、コミュニケーション、サービス残業、LGBTなどをテーマにしたコンプライアンス研修用資料を提供しているほか、具体的な事例を基にコンプライアンスを学べる「コンプライアンス事件簿」などを提供している。
18年3月には、コンプライアンスを学ぶための「コンプライアンスケーススタディ動画」を発売予定で、日本語のほか、英語版、中国語版を用意して、海外子会社の現場で利用できるようにする。
それ以外にも、マンガでコンプライアンスを学ぶことができる「マンガeラーニング」や、「コンプライアンス標語」、「コンプライアンスかるた」、「日めくりカレンダー」といったユニークなコンテンツも用意しており、コンプライアンスを身近に学べるような提案をしているのが特徴だ。
例えば、かるたやカレンダーには、こんな言葉が収録されている。
「見られてる あなたじゃなくて その書類」
「自画自賛 載せて炎上 自画悲惨」
「家族でも 口外しません 会社の情報」
「パワハラはないな? と上司に睨まれる」
「過労働 増える不満と 減るやる気」
「仕事中 パソコン開いて 私事中」
いずれも、クスっとする言葉の中にもコンプライアンスの観点から見た重要なポイントを示している。
「コンプライアンス研修というと、文字ばかりの資料を渡され、一方的に話を聞かされて、それで終わりというものが多い。社員にコンプライアンスに興味を持ってもらうためのコンテンツを用意している」(岡村社長)というのが同社のサービスのこだわりだ。
コンプライアンス落語も、そうした観点から用意されたコンテンツの1つというわけだ。
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