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民泊事件で使われた、出会い系アプリ「Tinder」の実態世界を読み解くニュース・サロン(1/5 ページ)

兵庫県三田市の女性(27)を殺害したとして、米国籍のヴァシリエヴィチ容疑者が逮捕された。容疑者と被害者が知り合ったのは「Tinder(ティンダー)」というアプリだったそうだが、こうした出会い系アプリを使うことでどんな事件が起きているのか。海外に目を向けると……。

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 数年前なら絶対に起きなかったであろう事件が日本で発生した。

 2018年2月、兵庫県三田市の女性会社員(27)を殺害したとして、米国籍のバイラクタル・エフゲニー・ヴァシリエヴィチ容疑者が逮捕された。

 ヴァシリエヴィチ容疑者は大阪市東成区や西成区にある民泊用マンションに滞在し、この女性を殺害、遺体を切断して民泊施設や京都府の雑木林に遺棄したことが判明している。容疑者はほかにも4〜5人の女性を部屋に連れ込んでいたと報じられており、民泊という新しい形態の宿泊場所で起きた事件に、民泊そのものをやり玉に挙げる声も聞かれる。

 捜査関係者によると、この事件では、容疑者と被害者が知り合ったのは「Tinder(ティンダー)」という出会い系アプリだったという。おそらく容疑者が連れ込んだ他の日本人女性の中にもこのアプリを通して知り合った人もいただろう。

 この事件を見ていて、筆者は2つの疑問を抱いた。まず海外でもティンダーを使った出会いによって同じような凶悪事件は起きているのか、だ。

 もう1点は、ティンダーを使った容疑者が何人もの日本人女性に出会ったというが、出会い系アプリを使えば簡単に日本人女性と会えるのか。今回は犯人が白人男性であり、白人は日本人女性にモテるという話も聞くが、それは事実なのか。

 以上の2点について検証してみたい。


ヴァシリエヴィチ容疑者は出会い系アプリ「ティンダー」を使っていた
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