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ジョジョは「アート」だッ! 荒木飛呂彦さん、「歴史的」原画展開催へ存命漫画家で初の「国立美術館で個展」(2/2 ページ)

ジョジョの奇妙な冒険」の作者、荒木飛呂彦さんが8月に国立新美術館で個展を開く。実は存命の漫画家が国立の美術館で個展を開くのは初。

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12枚の等身大原画が登場

 国立の美術館が漫画家を大きく取り上げる意義も真住さんは強調。「上から目線で国がこれを見なさいと言う時代ではない。ベクトルが逆。多くの人に支持されているからこそ(国立の美術館で)お見せする」と説明した。

 展覧会は国立新美術館で8月24日〜10月1日まで開かれる。大阪文化館・天保山(大阪市港区)でも11月25日〜2019年1月14日の間、開催する。

 記者会見では荒木さん書き下ろしのキービジュアル2枚を公開。東京の展覧会を象徴するのが主人公の1人「空条承太郎」で、大阪はその宿敵「ディオ・ブランドー」。荒木さんは「2人とも神格化されているので象徴にした。風神・雷神から発想を得た」と説明した。

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「岸辺露伴」よりずっと謙虚で物腰も柔らかい

 展覧会の目玉は、実物大のキャラクターを荒木さんが書き下ろした12枚の原画。荒木さん自らジョジョについて語った音声ガイドも用意される。

 会見で荒木さんは「すみません。(音声ガイドに出演して)でしゃばってなければいいのですが……」と少し恐縮した様子。原画のデザインへのこだわりについて熱を込めて語る一方、トークセッションで司会の女性が椅子に座るまで立って待つなど終始謙虚な物腰も印象的だった。

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