今、金欠でもハワイに行ける!? 旅行代金を「ツケで払う」アプリ始動:“質屋アプリ”ことCASHの運営会社が開発(1/2 ページ)
「質屋では」などと批判されたアプリ「CASH」の運営会社が新サービスを開始。最高で10万円までの旅行商品を買えるアプリで2カ月先まで後払いできる
売りたい物の写真をスマートフォンで撮るとすぐにその査定額が表示され、ボタンを押すとお金が運営側から振り込まれる。そんなうたい文句で話題になったアプリ「CASH」。
後払い専用の“旅行代理店アプリ”
2017年6月28日にスタート後、間もなくサービスが停止して炎上。再開後も「(許可の必要な)質屋業に当たるのでは」などの批判を浴びつつ、主に若年層から支持を得てきた。
CASHの開始日からちょうど1年後となる18年6月28日。運営会社のバンク(東京都渋谷区)がまた議論を呼びそうなサービスをスタートした。今回は国内外のツアーをスマホから購入できる“旅行代理店アプリ”。ただし支払いは2カ月後まで引き延ばせる「後払い専用」。なぜ旅行代金を後払いにするのか。同社の光本勇介CEOに聞いた。
バンクが始めたスマホアプリの名称は「TRAVEL Now」。ユーザーはアプリから約4000件のツアーや施設のチケットなどを選べる。あらかじめ出発地や人数、日付を入力すると該当するツアーが表示される仕組み。
ツアー料金は1件につき10万円まで。水族館のチケットなど手軽なものもある一方、台湾、韓国、中国にベトナム、遠方ではハワイなどの海外ツアーもある。現在は複数の旅行会社がツアーを提供しているが、光本CEOは「いずれは自社商品も売り出したい」と話す。代金の回収は専門の業者に委託する。
光本CEOも「数百万人に使ってもらいたい」と自信を見せるこのアプリ。ZOZOTOWNの「ツケ払い」など、確かに後払い系のサービスは最近増えている。ただ、なぜ売るのが「旅行」なのか。
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