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コンビニのアイスケース “ふたつき”と“ふたなし”がなぜ混在しているのか:調べてみたら意外に深かった(3/3 ページ)
アイスクリームを冷やすために使われているアイスケースには、“ふたつき”と“ふたなし”の2種類がある。同じコンビニチェーンでも店舗によってどちらかが設置されているのだが、その違いを調べていくと、意外な事実が見えてきた。
平台の登場がコンビニの棚を高くした?
平台が外周から店の中央部に移動することで、もともとそこにあったゴンドラは撤去されることになる。平台はゴンドラと比べて収容できる商品の量が少ないため、店舗全体で見ると店舗内の商品数が減ってしまう。
瀬藤氏は「平台が登場したことで、ゴンドラが15センチ高くなった」と説明する。ローソンでは、ゴンドラを高くすることで撤去した分を補っていたのだ。もちろん、ゴンドラが高くなった理由はほかにもいくつかあるのだが、平台は大きな要因の1つなのだ。
コンビニにおける店舗内のレイアウトやゴンドラの設計には高度な計算が反映されているのだが、アイスを入れる平台の登場は、私たちが想像する以上の大きな影響を与えていたのである。
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