「繊維・アパレル業界の平均年収」ランキング 3位はファストリ、2位は東レ 1位は……?:5年連続でベア実施
繊維・アパレル業界の中で、最も平均年収が高い企業は? 転職サイト「キャリコネ」などを運営するグローバルウェイが調査を行った結果、1位は旭化成の686万円だった。同社は18年も含め5年連続でベースアップを実施している。
繊維・アパレル業界の中で、最も平均年収が高い企業は? 転職サイト「キャリコネ」などを運営するグローバルウェイが調査を行った結果、1位は旭化成の686万円だった。
旭化成は春季労使交渉(春闘)により、5年連続でベースアップ(ベア)を実施。2018年は1カ月当たり2400円の賃金改善を行った。社員からは「給与制度がシステム化されているため、不公平感は少ない。基本給と能力給に分かれており、能力給には個人の実績・努力が評価される」との声が寄せられた。
2位は東レ(597万円)。18年の春闘では1900円の賃上げを実施した。「仕事はキツイが報酬に反映されるので、やりがいはある」「福利厚生もしっかりとしているため、不満はない」と、待遇には高い評価が集まった。
3位はファーストリテイリング(536万円)。グローバル企業として高報酬を目指すことを明言しており、社員からは「同業他社に比べると高いほうだと思う。1等級上がると年収が100万円ほど上がる」との意見が出た。
4位以下は、三陽商会(434万円)、青山商事(400万円)、アダストリア(368万円)、オンワード樫山(338万円)、パル(333万円)、ユナイテッドアローズ(307万円)、ストライプインターナショナル(303万円)――と続いた。
4位の三陽商会では、自社商品を購入する際の補助金を手厚くしたり、1年以上勤務した契約社員を正社員化するなどの待遇改善を図っているという。
5位の青山商事は、個人・店舗が販売目標を達成した月に、ボーナスを別途支給する制度がある。「残業代とボーナスがかなりの額になるほか、社宅もあるため、給料に換算すると100万円近く補助してもらっている」との声もあった。
調査は13年4月1日〜18年3月31日にかけて、「キャリコネ」に正社員として登録しているユーザーから給与明細に関する投稿が20件以上寄せられた企業のデータを対象に実施した。
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