マツキヨのエナジードリンクが、たった1日で10倍も売れた秘密:水曜インタビュー劇場(液色公演)(6/7 ページ)
マツキヨのPB商品「エナジードリンク」が売れている。2017年12月に発売したところ、あっという間に火が付き、売り上げが伸びているのだ。「マツキヨ=エナジードリンク」のイメージは強くないのに、なぜヒットしたのか。同社の仕掛人に聞いたところ……。
棚で検証して、アイデアを出し続ける
乙幡: ご指摘の通り、そのような懸念を感じています。ただ、NBとPBの大きな違いを生かすことができるのではないかと考えています。どういうことかというと、当社には「棚」という強みがあるんですよね。商品開発の会議で「このような商品はどうか」「あのような商品はどうか」と議論を重ねていくのですが、答えが出ないことがあります。そうしたときどうするのか。棚で検証することができるんですよね。
撤退リスクを考えて、とりあえず試験的に販売してみて、ダメだったら止める。売り上げが伸び悩んでいるようであれば、デザインを変えてみる。このような感じで、商品を開発して、販売して、売れ行きを分析する。在庫が何年もたまることがないように、フレキシブルに対応できることが強みなのかなあと。
土肥: 失敗を恐れずに、PDCAを回すことができるわけですね。
乙幡: あとは、アイデアを出し続けることがポイントかなあと。担当者だけで考えても限界があるので、店頭で働いている人などを巻き込まなければいけません。アイデアって巻き込んだ人の数に比例する部分があるので、たくさんの人に考えてもらって、常に新しいモノを出し続けなければいけません。
(終わり)
書籍&CDが出ました!
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さらに、水曜インタビュー劇場のMCを務める土肥義則のCDが発売されました。「全国経営者セミナー」での講演を収録していますので、ぜひビジネスのヒントに!
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