「バーモントカレーパン」販売、阪急うめだにコラボ店 “ここにしかない”需要取り込む:11月14日オープン
阪急うめだ本店に11月14日、ハウス食品が運営するカレーパン専門店「ハウス カレーパンノヒ」がオープンする。「バーモントカレー」「ジャワカレー」を使用したカレーパンを提供。「ここでしか手に入らない」という価値を付けた商品を拡充する。
阪急阪神百貨店は11月14日、ハウス食品が運営するカレーパン専門店「ハウス カレーパンノヒ」を阪急うめだ本店(大阪市)の地下1階食品売り場にオープンする。ハウス食品の主力商品「バーモントカレー」「ジャワカレー」を使用した、具がぎっしり詰まったカレーパンを提供。「ここでしか手に入らない」という価値を付けた商品を拡充し、自分へのご褒美やお土産の需要を取り込む。
具がゴロゴロと入ったカレーパン
店舗のコンセプトは「カレーライスのようなカレーパン」。看板ブランドのバーモントカレーとジャワカレーを味のベースにして、牛肉やジャガイモ、ニンジンがぎっしり詰まった、空洞の少ないカレーパンを開発した。
ゴロゴロとした大きめの具材に合う生地も新たに開発。生地にタピオカ粉を加えることで、外はカリッと、生地の中はもっちりとした食感に仕上げた。特殊な機器で揚げており、冷めても油っぽくならないという。
味は甘口と辛口を用意。価格は1個378円(税込)。12月中旬からは、揚げたカレーパンを急速冷凍した「冷凍タイプ」も販売する予定。
ハウス食品によると、「さまざまな方が訪れる食の都・大阪で、これまで日本のカレーに親しんできた方も、これから日本のカレーを知っていただく方にも、新たなカレーのおいしさに触れていただけないか」と考えたことから、今回の商品開発に至ったという。
日清食品コラボ店には200人の行列
阪急阪神百貨店は、阪急うめだ本店をグランドオープンした2012年秋以降、新しい価値を提案するための情報発信に力を入れる「オンリーワン戦略」を展開。「ハッピーターン」の亀田製菓など、さまざまな食品メーカーなどとコラボレーション店を出店してきた。今回はその第10弾となる。
10月3日には、日清食品による店舗「MOMOFUKU NOODLE(モモフクヌードル)」をオープン。スープと具材を自分で選べるカップヌードルを提供している。開店初日には、約200人の行列ができていたという。
専用に開発された商品の高級感と「他では手に入らない」という価値が、百貨店への来店を促すことにつながっているようだ。
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