インタビュー
旅をするような多拠点生活で「働く」はどう変わった?:ホステル「泊まり放題」の仕掛け人を直撃(2/5 ページ)
「ホステルパス」という新サービスが話題になっています。月1万5000円から登録している全国のホステルに泊まり放題になるというもの。東京〜地方、地方〜地方の多拠点生活が実現できるのです。この仕掛け人である「Little Japan」の柚木理雄さんを直撃しました。
ユーザーは大きく3パターン
――やってみて、反響はどうでしたか?
事前に想定していた通りだったのですが、大きく3つのパターンで使われている印象です。
1つ目は、東京の郊外に住んでいる方が、平日はここに住むことで通勤時間を短縮し、その分、空いた時間で別のことをするという使い方です。月額2万5000円は会社から支給される定期代と変わらないので、追加コストもほとんどかかりません。
2つ目は、地方に住んでいながら、東京と行き来してお仕事をされている方。例えば、地方でPRの仕事をされている方などは、月の半分くらいを東京で過ごしています。東京の拠点としてうちのようなゲストハウスを利用することで、コストは下がりますし、宿泊施設を渡り歩くのと比べて、一カ所に荷物をずっと預けられるなどのメリットもあります。
最後は、これは少し意外だったのですが、このゲストハウスの近くに住んでいる方も使ってくれているのです。もともと特に使う必要はないはずの人たちなので、僕と同じように気分に合わせて住む場所を変えたい、ということのようです。
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