「ワーケーション」ってどうなの? 家族で体験したビジネスマンに聞いてみた:沖縄・名護で2週間(2/3 ページ)
「ワーケーション」という言葉をよく耳にする。ワーケーションとは、「Work」(仕事)と「Vacation」(休暇)を組み合わせた造語だ。働き方改革の一環として政府などでは推進しているが、実際どうなのだろう? 沖縄で2週間体験したビジネスマンに話を聞いた。
家族3人でワーケーションしてみた
参加企業の1社、シュナイダーエレクトリックに詳しい話を聞いた。同社では他の企業と異なり、社員とその家族合わせて3人が滞在した。参加者の同社エンジニアリング本部 ソリューションエンジニアリング部 ソリューションエンジニアの平川輝さんは「子どもがまだ小さくて、時間に融通が利くので、せっかくの機会だから家族で参加しました」と話す。
同社は3年ほど前から、将来を見据えた労働力の確保に向け、働き方の柔軟性を高めるような活動に取り組んでいる。その一環としてテレワーク制度を導入した。当初は週1日だけ、自宅以外の場所はNGなどさまざまな制約があったが、18年7月から条件を緩和し、基本的には日数や場所を問わず、誰でもテレワークできるようになった(正式運用は19年2月ごろを予定)。結果、以前と比べてテレワークを利用する社員は4倍に増えたという。
ソリューションエンジニアである平川さんも、日ごろからオフィスではなく、自宅やカフェなどで働く習慣がついていた。同社がワーケーションの実証実験に参加できたのは、このような働く環境が整っていたことは大きい。
さて、平川さんはワーケーションを実践してみて、どのような印象を持っただろうか。
メリットについては、通勤時間がゼロなので家族と一緒にいる時間を長くとれるようになり、食事も朝昼晩、家族そろって食べることができた点が挙げられる。また、仕事が終わると近くの海に行ったり、観光したりと、東京勤務では味わえないようなリフレッシュができたそうだ。
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