首都圏の鉄道で何が進んだのか “接続しなかった”相鉄もとうとう:相鉄・JRが直通に(3/5 ページ)
平成時代の首都圏の鉄道を振り返ると、直通・乗り入れが進み、ターミナル駅でも乗り換える必要がなくなったことが挙げられる。今年12月、“どことも接続しなかった”相鉄もJR東日本の埼京線と相互乗り入れすることに。このほかにも……。
平成は相互乗り入れが進んだ時代
平成時代の首都圏の鉄道を振り返ると、直通・乗り入れが進み、ターミナル駅でも乗り換える必要がなくなったといえる。
いくつかのプロジェクトを見てみよう。例えば、昭和時代の東京メトロ半蔵門線は半蔵門までしか開業していなかった。平成に入って、三越前、水天宮前が開業し、03年には押上まで開業した。これにより、東武鉄道に乗り入れることになった。
この乗り入れはさまざまなメリットをもたらしている。従来は北千住で乗り換え、千代田線を利用して都心に通勤していた人が、北千住で乗り換えをせず、そのまま都心へ向かうことができるようになった。また、長編成の車両は浅草に乗り入れることはできない。従来は業平橋(現在のとうきょうスカイツリー駅)で車両の一部を切り離し、乗客も業平橋から押上まで歩き、そこからは都営浅草線を利用することになっていた。10両編成を東武伊勢崎線に乗り入れさせ、複々線区間を速達形列車で運行させることができるようになり、利便性は向上した。
存在感の大きかったプロジェクトといえば、東武東上線、西武池袋線、東京メトロ有楽町線、同副都心線、東急東横線、横浜高速鉄道の相互直通運転である。08年に東京メトロ副都心線が池袋〜渋谷間で開業し、東武東上線、西武池袋線から新宿エリア、渋谷エリアがダイレクトにつながることになった。
さらに13年には東急東横線との相互直通運転が開始され、有楽町線も含めた一大ネットワークが完成することになった。埼玉エリアと横浜エリアが結ばれただけでなく、それぞれの方面から都心へのネットワークが強化され、利便性は高まった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
カプセルホテルの“常識”が変わる? 「ナインアワーズ」の考え方
カプセルホテルといえば、サラリーマンのおじさんが泊まっているといったイメージが強いかもしれないが、数年ほど前からちょっと異変が起きている。オシャレな雰囲気を演出しているところが増えてきたなかで、「眠り」にチカラを入れているところがある。それは……。
なぜ駅ナカで鼻毛を抜こうと思ったのか 「3分 1000円」の世界
駅ナカで鼻毛脱毛を行っている店が、ちょっと話題になっている。店名は「ekibana(エキバナ)」。3分1000円で鼻毛を抜いてくれるこの店は、どのような特徴があるのか。話を聞いた。
6畳弱の狭い物件に、住みたい人が殺到している理由
6畳弱の狭い物件が人気を集めていることをご存じだろうか。物件名は「QUQURI(ククリ)」。運営をしているピリタスの社長に、その理由を聞いたところ……。
東京圏主要区間「混雑率200%未満」のウソ
お盆休みが終わり、帰省先から首都圏に人々が帰ってきた。満員の通勤通学電車も復活した。国も鉄道会社も混雑対策は手詰まり。そもそも混雑の認定基準が現状に見合っていないから、何をやっても成功できそうにない。その原因の1つが現状認識の誤りだ。
鉄道ファンの支持を集める「京浜急行」の秘密
京浜急行が、沿線住民のみならず、鉄道ファンの支持も集めている。その理由は、同社の独自性にあるようで……。
なぜ地図で「浅草寺」を真ん中にしてはいけないのか
地図を作成している編集者に、2枚の地図を見せてもらった。1枚は浅草寺が真ん中に位置していて、もう1枚は浅草寺が北のほうにある。さて、実際に地図に掲載されているのは、どちらなのか。答えを聞いたところ、予想外の結果に!?