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「会社員消滅時代」到来? 令和時代の“自由な働き方”に潜む落とし穴河合薫の「社会を蝕む“ジジイの壁”」(4/5 ページ)

平成30年間で会社の「働かせ方」は変わり、働く人との“信頼”は崩壊した。令和時代の働き方はどうなるのか。政府が公表している報告書を読み解くと、「自立」という美しい言葉が目立つ。だが、そこには落とし穴があって……。

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【働きがい】

  • 「働く」ことが、単にお金を得るためではなく、社会貢献や地域との共生など、多様な目的をもって行動することができる社会になる。
  • それぞれが自分の得意なことを発揮でき、自立した個人が自律的に多様なスタイルで「働く」ことが求められる。そのために、必要な能力開発や教育が、どの世代に対しても十分に行われ、社会貢献も含め、多様な自己実現の場が提供されている。
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多様な自己実現の場が与えられるようになる?

【セーフティーネット】

  • 2035年においては、複数の仕事をすることが当たり前になっていくことで、失業から生じるリスクはある程度低下させることができる。
  • セーフティーネットの基本は、キャリアアップ、キャリアチェンジのための充実した職業教育である。セーフティーネットは、最終的に国が責任をもって提供するとしても、民間の創意工夫による適切な保険の提供という形でできるだけ行われることが望ましい。

【自立した個人】

  • 2035年には個人が、企業や経営者との対等な契約で、自律的に活動できる社会に大きく変わる。
  • 自立した個人が積極的に活躍できる社会では、教育の在り方も早急に見直される。
  • 自立するための教育とは、「好きで得意な道選び」を実現するための教育である。

 ……さて、いかがでしょう?

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