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副業の「瓦割り」ビジネスを4カ月で黒字化させて会社を辞めた男の勝算居合抜刀の体験もスタート(3/7 ページ)

「瓦割り」体験を提供しているお店がある。大企業に勤務していた男性が副業として始めた。オープンから4カ月で黒字化させ、会社を辞めるに至った経緯とは?

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心の底からやりたいことは何か

 瓦割りを経験した川口さんは、大学時代に自分のやりたいことを記したノートの存在を思い出す。「ホノルルマラソンに参加したい」「新しい財布がほしい」といった“即物的”なことだけでなく、「店を開きたい」「会社を興したい」という将来の目標も書いていた。そこには、就職戦線を突破するために無理やりひねり出したストーリーとは違う、純粋な夢があった。

 その後の川口さんの行動は早かった。事業内容を特に絞らず、会社をつくることにした。「合同会社ハハハ」という一風変わった社名には、会社の事業を通して仲間と楽しくなりたいという願いが込められている。「登記の手続きをしたら、どんどん夢が広がって、楽しくなった」と川口さんは振り返る。

高校の同級生との不思議な縁

 会社を設立したあとに、川口さんは土日で副業的にできる事業はないだろうかと考え始めた。ある日、友人と酒を飲みながら未来の展望について語っていたところ、楽しかった瓦割り体験のことを思い出した。そのことを友人に伝えると、屋根修理業を営む高校の同級生が始めたサービスだということが判明した。

 運命を感じた川口さんは、さっそくその同級生と会うことに。瓦割り体験ビジネスの構想を語った。同級生らは「やるんだったら応援するよ」と、物件探しなどを手伝ってくれた。カワラナで利用している瓦は、同級生の店から仕入れることも決まった。

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