ローソンから真っ黒なLチキが登場 徐々に広がる「ブラックフード」 新たなブームに?:SNS中心に人気拡大中(2/2 ページ)
ローソンから真っ黒なLチキが登場。黒い色が特徴の「ブラックフード」が徐々に登場し始めている。過去にはバーガーキングが黒いハンバーガーを期間限定で発売したり、最近では「ブラックデー」という韓国発の記念日イベントも開催されたりしている。今後、新しいブームとなっていくのだろうか。
じわり押し寄せるブラックの波
ブラックフード商品は、じわじわ増え始めている。バーガーキングでは、12〜15年まで期間限定で「黒いハンバーガー」を販売。「『非常識』をテーマにしたハンバーガーを開発することになり、それまであまり食品に使われていなかった『黒』に目を付けた」と担当者は話す。海外のメディアでも取り上げられ、毎年好評を博していたという。
ブラックフードを扱うイベント「ブラックデー」も注目を集める。今年が初開催となる「恵比寿ブラックデー2019」は立教大学の学生が中心となり企画した。主催者によると、ブラックデーは韓国の記念日。バレンタインデーやホワイトデーを楽しむことができなかった「おひとりさま」が楽しく過ごす日だという。
毎年4月14日がブラックデーに当たり、恵比寿ブラックデーも4月14日に開催した。参加者は前売り券を購入し、対象となる飲食店を“はしご”。提供されるブラックフードと黒ビールを楽しんだ。食べ物や飲み物だけでなく、参加者は全身黒い服装で参加するなどの徹底ぶりだ。前売り券は200枚用意したが、完売した。担当者はブラックフードについて「最近どんどん増えてきているという印象を持っている。ブラックフードに含まれている炭などは体にも良いので美容面からも注目できる。今後さらに増えるのでは」としている。
まだまだ日本では発展途上のブラックフード。見た目のインパクトや美容効果から、新たなブームとなっていくのだろうか。
関連記事
- 居酒屋とカフェには脅威 増税を追い風にローソンが仕掛ける商品戦略
ローソンが惣菜商品の新作を発表。おつまみと朝食に注力。前回増税時は3%ほど売り上げが減少したというが、増税を追い風にできるか。 - ナチュラルローソンが5個で499円のゆで卵に“商機”を見いだしたワケ
女性客が7割を占めるナチュラルローソン。4月23日に5個で499円のゆで卵を発売する。どんな勝算があってこの商品を開発したのか - みかんを丸ごと1個のせた大福をナチュラルローソンが発売 素材の良さをアピール
みかん1個を丸ごとのせた大福をナチュラルローソンが発売する。商品をじっくり選ぶ女性客がメインなので商機を見いだした。生産者のこだわりも伝える。 - 1杯1180円の重箱ラーメン 味にも内装にもこだわった銀座の“高級”一蘭 オープンの狙いを探る
一蘭が10月10日に「銀座一蘭」をオープンする。限定メニューとして、重箱に入った高級ラーメン「天然とんこつラーメン(銀座重箱)」が提供される。麺やチャーシューだけでなく、内装にもこだわりがある店舗。一蘭では高価格帯のラーメンが登場し始めており、競合もホテルのルームサービスなどを開始している。 - ”着るこたつ”がワークマンから初登場 「価格破壊」を続ける理由を担当者に直撃
ワークマンが9月5日に秋冬商品の発表会を開催。今年の注目は”着るこたつ”。50度、45度、40度の3段階に温度調節でき、バッテリー付属。最大17時間持続する。昨年売り切れ店舗もあった「アルティメット」もリニューアルして登場。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.