2019年、東京の街に現れた「新ビル」を振り返る 20年以降は“新駅”周りが変わる:渋谷、池袋で商業施設続々(2/3 ページ)
2019年の東京は、20年、そしてその先を見据えた再開発プロジェクトによって、超高層ビル、新商業施設などの整備が進んだ。今年、新たに開業した施設と街の変化を振り返る。
文化とエンタメを発信する、池袋の新ビル
池袋エリアでも、今年は新施設が続々と登場した。11月1日、新たな複合施設「Hareza(ハレザ)池袋」の一部施設がオープン。宝塚歌劇の公演も行われる大ホールを備えた「東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)」と、2フロアを活用した大規模パブリックトイレがある「としま区民センター」だ。オフィスなどが入る「ハレザタワー」は20年7月に開業する。隣接する中池袋公園もリニューアルし、アニメ・マンガのイベントなども集まる文化的な空間に一新した。
そのすぐ南側のサンシャイン通り沿いでは、7月19日に「キュープラザ池袋」がオープン。シネマコンプレックスやアミューズメント施設などを備え、買い物だけでなくエンターテインメントを楽しめるビルになっている。
西武グループが建てたオフィスビル「ダイヤゲート池袋」は4月に開業。西武池袋線の線路をまたぐデザインが注目されている。2階にあるデッキは開放されており、電車が池袋駅に入ってくる様子を真上から眺めることができる。
その他のエリアにも、コンセプトや出店店舗などが注目された新しい商業施設が誕生している。9月に日本橋でオープンした「COREDO(コレド)室町テラス」は、書店を中心とした台湾発のライフスタイル提案型店舗「誠品生活」が目玉。書籍や雑貨、食などで、台湾と日本の文化を融合させた店づくりをしている。
東京都町田市では、商業施設、駅、公園などを一体的に整備した「南町田グランベリーパーク」が11月13日に開業。複合商業施設「グランベリーパーク」では、開業から2週間で来館者数が100万人を突破した。12月14日には「スヌーピーミュージアム」がオープン。ファミリーを中心に、さらににぎわっていきそうだ。
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