職場で義理チョコ、8割が「参加したくない」 お金をかけたいのは“自分へのごほうび”:「本命」「義理」よりも「自分」「家族」(2/2 ページ)
インテージの調査によると、バレンタインデーに“職場のみんなで贈る義理チョコ”について、働く女性の8割が「参加したくない」と考えていることが分かった。2020年のバレンタインデーに対する意識とは?
個人で「義理チョコ用意」は1割未満
“職場でみんなで”という慣習には否定的な人が多いようだが、個人的なバレンタインチョコの購入はどのくらいの女性が予定しているのか。「個人で渡す予定はない」という女性は全体の29%で、7割は何らかのチョコを用意するつもりでいるようだ。
個人的に用意するチョコで最も多かったのは「家族チョコ」(49%)。特に30〜40代で多かった。次に多かったのは「自分チョコ」(22%)。お世話になっている人への「世話チョコ」(18%)や「友チョコ」(14%)を用意する人もいた。一方、王道といえる「本命チョコ」は14%にとどまり、「義理チョコ」に至っては10%に満たない結果となった。
個人で用意するチョコの金額については、最も高かったのが「自分チョコ」で平均1938円だった。“ごほうび消費”に積極的と考えられるビジネスウーマンに絞ると、平均額は2919円に跳ね上がる。次に高かったのが「本命チョコ」で1745円、「家族チョコ」「世話チョコ」が1000円超となり、「友チョコ」「義理チョコ」は900円弱だった。
2020年のバレンタイン商戦も大詰めを迎えている。工夫を凝らしたぜいたくな商品が注目を浴びることからも分かるように、自分へのごほうびとしておいしいチョコを買う、という行動が一般的になっている。一方、職場などでの形式的なバレンタイン文化は廃れつつあるのかもしれない。
調査は1月17〜21日にインターネットで実施。全国の16〜69歳の男女2400人から回答を得た。
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