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鬼滅ブームが観光ビジネスに一石 JR東やJR九州が鬼滅列車で続々コラボ現地取材を敢行(4/4 ページ)

『鬼滅』効果は企業活動にも多大な影響を及ぼしている。JR九州は「SL鬼滅の刃」を、熊本駅から博多駅の間を11月の土日祝日に走らせた。JR東日本でも『鬼滅の刃』とコラボしたSLを走らせている。

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海路にも及ぶ「聖地」巡りツアー

 さらに『鬼滅』の「聖地」巡りツアーは、鉄道だけでなく海路にも及んでいる。商船三井フェリーが運航するフェリー「さんふらわあ」では、大阪と別府を結ぶ航路に乗って、別府市の八幡竈門神社を「聖地巡礼」するモデルコースをWebサイトで紹介している。フェリーでの移動はGo Toトラベルキャンペーンも適応されるだけあり、『鬼滅』ブームをなんとか観光に結び付けたい思惑があるのだ。

 映画『鬼滅の刃』公開前、コロナ禍の中で映画館に人が集まることに対して危惧する声も見られた。それが蓋を開けてみると1つの映画館で複数のスクリーンで上映されるのが当たり前で、連日賑わいを見せている。人の移動を伴う観光でも感染拡大を懸念する声もある一方で、同映画とのコラボによって活況を呈している状況だ。

 『鬼滅の刃』には、コロナ禍による不安を忘れさせる力があるのかもしれない。感染者の拡大が続く昨今ではあるが、エンタメの持つパワーが全集中「日の呼吸」となって、コロナ禍を吹き飛ばす源泉につながると信じたい。

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フェリー「さんふらわあ」では別府市の八幡竈門神社を「聖地巡礼」するモデルコースをWebサイトで紹介している(フェリー「さんふらわあ」のWebサイトより)
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