コラム
2500人が販売待ち! なぜ1個500円の高級トイレットペーパーが売れるのか:製造が追いつかない(1/6 ページ)
1個500〜1700円弱の高級トイレットペーパーが売れていることをご存じだろうか。製造・販売しているのは「望月製紙」。手頃な価格の商品があふれているのに、なぜ明らかに値が張るモノが売れているのか。
1966年(昭和41年)、古くから紙づくりが盛んに行われてきた高知県土佐市で創業した望月製紙株式会社は、1個500〜1700円弱の高級価格帯のトイレットペーパーを製造・販売し、全国から人気を呼んでいる。
なかでもトリプル3枚ロールが特徴の「うさぎ」(1ロール、500円、税別、以下同)は、発売しては即日完売するような状態が21カ月続き、2595人が販売開始を待っている状態だ(2021年1月現在)。
手頃な価格で十分な品質の製品があふれているにもかかわらず、なぜ明らかに値が張る高級トイレットペーパーが売れるのか。同社の5代目社長・森澤雅代氏に聞いた。
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