コラム
2500人が販売待ち! なぜ1個500円の高級トイレットペーパーが売れるのか:製造が追いつかない(2/6 ページ)
1個500〜1700円弱の高級トイレットペーパーが売れていることをご存じだろうか。製造・販売しているのは「望月製紙」。手頃な価格の商品があふれているのに、なぜ明らかに値が張るモノが売れているのか。
価格差10倍以上の高級トイレットペーパー
数々のこだわりが詰まった同社の高級トイレットペーパーは、「うさぎ」と「羽美翔」の2種類。うさぎは1個当たり500円で単体販売するほか、専用ボックスに入ったギフト仕様の商品(2ロール入り1250円、4ロール入り2500円、8ロール入り5000円)も。
ふわふわとした風合いの極上の紙を3枚重ねたうさぎは、厚みを感じられるやわらかさがウリで、肌に触れた瞬間にその違いが実感できるように開発した。日の丸をイメージした紅白のデザインも印象的である。
もっとも売れ行きのよい羽美翔は、うさぎと同じくやわらかさを最大限に引き出した紙を2枚重ねて、繊細なデザインを施している。淡い色合いの和モダンなデザインで、個室空間を華やかに演出してくれそうだ。
羽美翔はギフト専用アイテムとして、1ロールごとに高級土佐和紙を使い職人が包装。そのうえで、京都の和紙職人が手張りで仕上げた専用ボックスに収納されている。3ロール5000円、8ロール1万円と1ロール当たり1000円を超える。
「羽美翔は5年間にわたり皇室に献上させていただいた実績があります。お客様のレビューを踏まえると、うさぎよりも羽美翔のほうがやわらかいと感じる方が多いようです。例えるなら、シルクのようななめらかな肌触りです」(森澤氏)
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