インタビュー
無人レジとロボットの導入は、ファミリーマートの店舗をどう変えるのか? 責任者に聞いた:デジタル化の現実的な課題(4/4 ページ)
ファミリーマートは人手不足の解決策として、無人レジの導入やロボットを使った陳列作業などを実施することによって省力化に舵(かじ)を切っている。無人レジとロボットの導入でファミリーマートはどう変わるのか。同社執行役員の狩野智宏ライン・法人室長に、狙いと今後の店舗展開を聞いた。
画一的な店舗を増やすことはしない
――無人決済システムの導入を決めたのはコロナ対策とも関係しているのか。
もちろん、コロナ禍によって非接触決済ニーズが高まっていることは事実ですが、人手不足対策が最大の導入理由です。
――ファミリーマートは現在約1万6700店舗を展開しているが、今後の方針は。
これまでのように画一的な店舗をどんどん増やすことはしない方針です。人の動きや街並みの変化などにも対応しつつ、いままで出店できなかった小規模のマーケットに出店を進め、お客さまの利便性を追求していきたいと考えています。
一方で、店舗運営は人手が掛からないように省力化して、人にしかできない部分に注力する運営体制ができるよう、多様な取り組みを実施していきます。
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