ZOZOGLASSの予約数は50万件 大手ファッションECが続々コスメ事業に参入する狙い:進む化粧品業界のDX化(1/4 ページ)
ZOZOTOWNは3月18日、コスメ専門モール「ZOZOCOSME(ゾゾコスメ)」をオープンした。ZOZOはこれまでも化粧品を取り扱ってきたが、モール開設で一気にブランド数を増やし、500ブランド以上をそろえる。
ファッションECモールで国内最大手の「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」は3月18日、コスメ専門モール「ZOZOCOSME(ゾゾコスメ)」をオープンした。ZOZOはこれまでも化粧品を取り扱ってきたが、モール開設で一気にブランド数を増やし、500ブランド以上をそろえる。同日にはラグジュアリーブランドを集めた「ZOZOVILLA(ゾゾヴィラ)」のオープンや、サイト全体の改修も実施。また独自開発した肌トーンを計測するメガネ型ツール「ZOZOGLASS(ゾゾグラス)」をユーザーに無償提供するなど、本腰を入れている。
業界を俯瞰(ふかん)すると、ZOZOに次ぐ大手ファッションEC「マガシーク(MAGASEEK)」も2020年10月にコスメの取り扱いを開始した。ドラッグストアなどで流通するプチプライスコスメや韓国コスメなど、1000円前後の安価な製品も多い。また、大手ファッションECモール「ショップリスト(SHOPLIST.com by CROOZ)」も昨年3月にコスメ取り扱いを開始。韓国コスメやカラーコンタクトレンズなど、若者向けアイテムが目立つ。
コスメのオンライン販売競争は、ファッションECモールだけではない。百貨店では三越伊勢丹が化粧品専門オンラインストア「meeco(ミーコ)」を19年2月にオープン。化粧品業界でも新型コロナウイルス感染拡大を契機にメーカーが自社ECに注力しはじめた。売り場が拡大する中で、ファッションECのコスメ事業にはどういった商機があるのか。
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