コロナ禍でも「横丁」は大繁盛 昼から酒を楽しむ人が殺到する理由とは:長浜淳之介のトレンドアンテナ(2/8 ページ)
コロナ禍で大都市都心部の居酒屋やレストランが苦戦している。一方で、集客に成功している横丁が多い。その理由とは?
ミヤシタパークの独自性
渋谷横丁は、宮下公園を再開発した「ミヤシタパーク」に入居している。ミヤシタパークは、ユニークでインパクトのある施設だ。明治通りに沿った4階建の複合施設になっており、道を挟んで南北の街区に分かれている。4階の屋上が新生の渋谷区立宮下公園で、両街区を渡るデッキもある。公園面積は1.27ヘクタールで、オープンは20年7月だ。
1〜3階は、約90店が集まる商業施設「レイヤード ミヤシタパーク」。フードコートやファッションの店もあるが、「アディダス」や「ミズノ」のショップが出店するなど、スポーツ・アウトドア系が充実している印象だ。「筋肉食堂」というアスリート向けの店もある。
北端には「シークエンス ミヤシタパーク」という、18階建のホテルがある。
ミヤシタパークは、04年に創設された「立体都市公園制度」を適用している。三井不動産の提案で、このような形態に決まった。限られた都市空間の有効活用を図っている。
ミヤシタパーク1階にある南街区の大半を占めてオープンした渋谷横丁の成功は、施設そのものの注目度の高さからも約束されたものだったといえる。しかし、「グッチ」「プラダ」「ルイヴィトン」といったハイファッションも入居するビルの1階に、思いっ切り昭和感を漂わせた横丁が大々的にあるのは、非常にミスマッチ感がある。
ファッションビルに昭和感あふれる酒場が入居するのは、決して珍しくない。三菱地所が07年にオープンした「新丸の内ビルディング」レストラン街に、新宿のもつ焼きの繁盛店「日本再生酒場」が登場し、人気店となった前例がある。
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