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コロナ禍でも「横丁」は大繁盛 昼から酒を楽しむ人が殺到する理由とは長浜淳之介のトレンドアンテナ(4/8 ページ)

コロナ禍で大都市都心部の居酒屋やレストランが苦戦している。一方で、集客に成功している横丁が多い。その理由とは?

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虎ノ門横丁も好調

 虎ノ門横丁も、虎ノ門ヒルズという注目度の高い再開発地区にオープンした話題性が人気の要因だ。虎ノ門ヒルズは14年に街開きをしたが、その高層ビルは東京で最も高い「虎ノ門ヒルズ森タワー」。


虎ノ門横丁

 隣接地の再開発は続き、20年1月に虎ノ門ヒルズビジネスタワーが竣工した。ビジネスタワーは地下1階から3階まで、58店が集積する商業施設。5階から36階までがオフィスとなっている。


虎ノ門ヒルズ駅

 重要なのは、1階に空港や月島・勝どき方面に行くバスが発着していること。そして、20年6月に開業した虎ノ門ヒルズ駅(東京メトロ日比谷線の新駅としては56年ぶりに誕生)および銀座線虎ノ門駅と、地下で直結していることだ。今までどの駅からも遠い虎ノ門ヒルズだったが、一変した。


虎ノ門ヒルズ全景(出所:リリース)

 虎ノ門横丁では、密にならないように入場者を600人に制限。入口で自動的に検温しており、熱のある人は入れない。横丁内の通路はゆったりしており、アクリル板の飛沫防止パネルを完備している店も多い。そうした安心感もあってか、週末には家族で昼飲みを楽しむ人も増えているという。初めて虎ノ門エリアを訪れる人も多い。

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