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三井不動産、「柏の葉」住民向けポータルサイトでNTTデータのサービスを提供 スマホカメラでバイタルデータを測定

三井不動産はポータルサイト「スマートライフパス柏の葉」の新サービスとして、NTTデータの「Health Data Bank for スマートライフパス」の提供を開始する。

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 三井不動産と一般社団法人UDCKタウンマネジメントは4月26日、ポータルサイト「スマートライフパス柏の葉」の新サービスとして、NTTデータの「Health Data Bank for スマートライフパス(以下、「HDB for SLP」)」の提供を開始すると発表した。4月から関係者を対象に試行運用し、7月から「スマートライフパス柏の葉」会員に向けてサービスを展開していく。

 「スマートライフパス柏の葉」は、千葉県・柏の葉に関わる生活者を対象としたヘルスケア関連サービスを提供するポータルサイト。2020年11月にサービスを開始し、歩数や体重を管理する「dヘルスケア」、AI(人工知能)管理栄養士が健康アドバイスを提供する「カロママプラス」などを展開している。


千葉県・柏の葉に関わる生活者を対象としたヘルスケア関連サービスを提供するポータルサイト「スマートライフパス柏の葉」(「スマートライフパス柏の葉」のWebサイトより)

 今回新たに加わった「HDB for SLP」では、スマートフォンのカメラを使って利用者のバイタルデータを測定する機能や、ストレス度合いを判定するパルスサーベイ機能を備えている。それを「カロママプラス」とデータ連携することで、疾病リスクに応じたより精度の高い健康アドバイスを提供するとしている。

 なお、これまでNTTデータは「HDB」を法人向けに提供してきたが、「HDB for SLP」は国内で初めて一般生活者を対象とする。また、「KOIL(柏の葉オープンイノベーションラボ)」や「KOIL TERRACE」に入居する企業向けにも、従業員健康管理サービスとして無償提供するという。

 ヘルスケア事業の場合、取得したパーソナルデータを事業者間で共有・連携させるためには、その都度ユーザーに同意を取る必要がある。しかし、「スマートライフパス柏の葉」では、三井不動産と日本ユニシスが共同開発したプラットフォームサービスを活用し、パーソナルデータの連携を実現した。

 つくばエクスプレス線「柏の葉キャンパス駅」周辺に位置する柏の葉スマートシティーは、「世界の未来像をつくる街」をコンセプトに、公・民・学が連携した街づくりを進めるエリアだ。今回の取り組みで多様なデータを活用した健康サービス・アドバイスを提供し、ウェルネス分野における都市単位での成果を目指す。


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