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企業の「ワクチン接種強要」 法的に問題になるケースとは?(1/2 ページ)
大企業を中心に新型コロナウイルスワクチンの職域接種が検討、実施され始めていますが、心配されるのがワクチン接種を巡るハラスメントです。法的にも問題になりえるような行為と、企業が注意すべきポイントを解説します。
国内でも新型コロナウイルスのワクチン接種が徐々に進み、6月21日より職場での接種も可能になりました。大企業を中心に職域接種が検討、実施され始めていますが、心配なのがワクチン接種を巡るハラスメントです。
今回は、従業員のワクチン接種に関して、法的にも問題になりえるような行為をご紹介し、企業はどのようなことに注意すれば良いのか考えます。
連載:弁護士・佐藤みのり「レッドカードなハラスメント」:
ハラスメント問題やコンプライアンス問題に詳しい弁護士・佐藤みのり先生が、ハラスメントの違法性や企業が取るべき対応について解説します。ハラスメントを「したくない上司」「させたくない人事」必読の連載です。
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