調査リポート
若い世代の観光業界離れが加速? 転職時、他業界を希望する30代が61.3%:副業としてのニーズは高い(1/2 ページ)
やまとごころキャリアが、サイト会員を対象に「観光業界で働くことへの意識調査」を実施した。
インバウンド専門の求人サイトを運営するやまとごころキャリア(東京都江東区)は、サイト会員を対象に「観光業界で働くことへの意識調査」を実施した。その結果、転職先も観光業界を希望している人は45.3%だった。
転職後の希望業界について、「観光業界以外で語学を生かせる業界がいい」と答えた人は33.9%、「観光業界以外で接客術を生かせる業界がいい」人は2.6%、「違う業界がいい」人は13.5%だった。
特に30代は観光業界を希望する割合は32.3%と低く、ほかの業界を希望する割合は61.3%と高くなった。一方で60代以上は、観光業界希望が69.7%、他業界希望が36.4%だった。新型コロナの影響を受け、30代の若い世代ほど観光業界から離れていく傾向が強く、一方で60代以上の世代は定年後のセカンドキャリアを見据え、観光業界を選択肢に置いているようだ。
観光業界を希望する人に理由を聞いたところ、最も多かったのは「これまでに観光業界で働いた経験を生かしたいから」(78人)、次いで「グローバルな環境で働きたいから」(72人)、「仕事内容が魅力的だから」(67人)だった。希望理由を見ると、年収はあまり影響していないことが分かる。
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