調査リポート
若い世代の観光業界離れが加速? 転職時、他業界を希望する30代が61.3%:副業としてのニーズは高い(2/2 ページ)
やまとごころキャリアが、サイト会員を対象に「観光業界で働くことへの意識調査」を実施した。
副業として関わりたいが79.9%
休日にする副業として観光業界に関わる仕事をしたいと思うかを尋ねた。「月に1〜3日間、副業をしたい」もしくは「月に4日間以上、副業をしたい」と答えた人が79.9%いて、副業としてのニーズは強いことが分かる。
コロナ禍で観光業界は業績悪化が続いている。しかし、共同通信は21年6月3日に、米国ではワクチン接種が進み、6月2日の全国12地区連邦準備銀行による景況報告(ベージュブック)で、経済活動が「やや速いペースで拡大した」と判断を上方修正したと報じた。
またCNNによると、民泊仲介サイト大手AirBnb(エアビーアンドビー)の米国での予約は、5月17日から6月3日の期間で前年同期並み、6月5〜7日の全体の予約数は2月以降初めて前年比を上回った。アメリカン航空は7月の増便に向けて待機させていた140機の旅客機を再稼働させるという。
コロナ禍で打撃を受けた観光や外食が、ワクチンの普及に伴い復活している。日本もワクチンの普及が進み、宿泊や観光業界への好影響につながることが期待される。
今回の調査は、インバウンド専門の求人サイト 「やまとごころキャリア」の登録会員を対象にインターネット上で実施した。期間は21年6月11日〜20日、有効回答数は274人。
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