若手にとって「働きがいのある会社」に共通する2つの施策とは?:テレワーク下の施策
Great Place to Work Institute Japan(GPTWジャパン)は7月6日、「2021年版 日本における『働きがいのある会社』若手ランキング」を発表した。
「働きがいのある会社」を調査・評価しているGreat Place to Work Institute Japan(GPTWジャパン)は7月6日、「2021年版 日本における『働きがいのある会社』若手ランキング」を発表した。従業員1000人以上の大規模部門では、カード会社のアメリカン・エキスプレスが1位。2位はプルデンシャル生命保険、3位はディスコだった。
中規模部門は経費管理システムを運営するコンカー、小規模部門の建設ICTの現場サポートがそれぞれ1位に輝いた。規模を問わず、上位には共通点があるようだ。
上位に共通する、2つの施策
各規模でランキング1位となった企業は、「歓迎する施策」と「豊富な能力開発の機会」に高い評価が集まった──と、GPTWジャパン代表の荒川陽子氏は分析する。3社ともテレワークを取り入れているが、そうした環境下で若手の歓迎・能力開発に取り組んでいることが評価された。
歓迎の施策事例としては、法人SNSを開設し、内定者に対して社員行事や会社からの案内を送信した事例や、新入社員の家族懇談会を開催した事例を紹介した。
能力開発の施策事例では、自己開発計画を上司と共に策定する事例や、年次ごとに会社が期待する役割と成果を明確に伝えているケースなどもあった。
調査は19年10月〜20年10月に実施し、34歳以下を若手従業員と定義して結果を取りまとめた。若手従業員のアンケート結果や、企業の施策・プログラム、若手従業員比率などのデータを基準に企業を評価した。
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