2015年7月27日以前の記事
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大日本印刷・北島社長が語る「DXを経営の柱に据えた理由」 データを活用して出版界全体の改革に取り組むデジタルを駆使(6/6 ページ)

大日本印刷がDXを経営の重要な柱に位置付け、社会課題の解決に取り組もうとしている。デジタル時代に入り書店が大幅に減り続ける中、書店や出版社と組んでデジタルとリアルを融合。新たな読書需要の掘り起こしにも注力して成果も出してきている。DNPの北島義斉社長に、今後の課題を聞いた。

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紙中心の印刷事業から方向転換できるか

 以上が北島社長へのインタビュー内容だ。インタビューする前はDNPの主たるビジネスが何なのかよく見えなかったが、北島社長の話を聞くとデジタル、脱炭素化を先取りして新規ビジネスに積極的に取り組んでいる会社という印象を持った。

 コロナ禍で伸びた新規事業もあるが、コロナがなくても拡大した事業もある。富士フイルムがこれまでのフィルム事業からデジタル、医療分野に大きく舵を切って社業が発展したように、DNPも従来の紙中心の印刷事業から思い切って方向転換しようとしている。横連携した人事などの社内改革が、新規ビジネスの花を咲かせることになるのかどうか注視したい。

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