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コマツ小川啓之社長に聞く海外戦略 スマートコンストラクションを武器にさらなる市場を開拓コマツ小川啓之社長の野望【後編】(4/4 ページ)

コマツの売り上げの約9割は海外。建設機械車両の世界の生産拠点は81カ所、販売拠点数は58カ所にわたる日本を代表するグローバル企業だ。小川啓之社長インタビューの後編では、同社の海外戦略について聞く。

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「脱炭素化」という逆風の中で

 以上が小川社長のインタビュー内容だ。発言内容は全てが明確で、かなりの自信に裏付けられていることがうかがえた。過去に先進国の米国と新興国のインドネシアで工場長という現場の責任者をこなしてきた経験の蓄積のなせる技なのかもしれない。

 「脱炭素化」という逆風によって鉱山ビジネスに陰りが出ているのかと思いきや、EV増産のおかげで石炭に代わる資源の需要増もあり、将来にも期待が持てそうだ。

 デジタル化の分野では先行してきているが、さらなる進化を遂げようとしていて、建機の自動化、無人化は人手不足に苦しむ建設現場にとって朗報になる。できれば、日本の建設現場でも導入ができる小回りの利く建機にも応用できる製品を出してほしい。


次世代を見据えたコンセプトマシン、フル電動ミニショベル
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