調査リポート
日米独のオーラルケア事情 口臭対策に自信がある日本人は米国・ドイツの半分以下:日本はケア後進国?(2/2 ページ)
家電大手のパナソニックは、日本・米国・ドイツを対象に、国別のオーラルケアへの意識についての調査を実施した。その結果から見えてきたのは日本人のオーラルケア意識の低さだ。口臭対策に自信のある日本人は2割にも満たない。詳しい調査結果を見てみよう。
歯周病予防策でも日本は遅れている?
歯周病予防策としては各国ともに「丁寧なブラッシングをする」が1位に挙げられた。しかし米国やドイツでは「歯周病対策効果の高い歯磨き粉を使う」「歯周病対策効果の高い洗口液を使う」など、さまざまな予防策が実践されているのに対し、日本は「丁寧なブラッシング」以外の対策はすべて30.0%を割る結果となった。
歯周病予防策としては、歯面清掃に加えて歯と歯茎のすき間(歯周ポケット)の清掃も重要だが、日本ではまだまだブラッシング以外の方法が浸透していないことが分かる。
初対面の人と会うときに、相手のどこをよく見ているかについて、「歯(歯並びや色)」の回答は日本人で5位。これに対しドイツ人は60.0%で1位、米国人は43.0%で2位となっており、外見における歯の意識の違いが浮き彫りになった。
調査は日本、米国、ドイツの20〜69歳の男女300人(各国100人)を対象にインターネットで実施した。期間は2021年6月17〜25日。
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