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自販機横のリサイクルボックス、投入口を下向きにした新タイプ導入:来秋にも
全国清涼飲料連合会は自販機横のリサイクルボックスの仕様を変更すると発表した。今まで上向きだった投入口を下向きにする。2022年秋にも導入予定だという。仕様変更の理由は?
全国清涼飲料連合会(東京都千代田区)は、自動販売機横のリサイクルボックスの仕様を変更し、投入口を下向きにしたボックスの導入を進める。2022年秋に仕様統一を目指す。
「リサイクルボックスに関する消費者意識調査2020」によると、街中でペットボトルや缶以外のゴミが出た場合に、自動販売機の横にあるボックスに捨てると回答した割合が最も高く53%を占めたことが分かった。消費者はリサイクルボックスを「ゴミ箱」と認識しているようだ。
これまでのリサイクルボックスは投入口が上を向いているのが一般的だった。投入口が大きかったため、ペットボトルや缶のほか、紙コップや中身の入った容器、たばこの吸い殻などのゴミも一緒に捨てられていたことが分かった。リサイクルボックスの異物混入率は約3割に上る。
新仕様のリサイクルボックスの投入口を小さく、下向きにすることでカフェのプラスチックカップや中身の入った容器を入れにくくする。また、新仕様のリサイクルボックスを用いた実証実験を静岡県浜松市、愛知県岡崎市、津市で実施する。
20年11月に東京都渋谷区で実施した実証実験では、異物数は48%減、異物混入割合は43%から29%に改善したという結果も出ている。人々の環境への関心が高まっており、全国清涼飲料連合会は資源の再循環に取り組んでいく。
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