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世界で最も稼ぐ女性アスリート、大坂なおみ選手にスポンサーが苦悩する事情世界を読み解くニュース・サロン(3/5 ページ)

全米オープン3回戦で敗退した大坂なおみ選手の記者会見が話題になっている。再休養を検討しているようだが、スポンサーなどは「ビジネスだから」と割り切れない複雑な事情がありそうだ。それは……。

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2020年に世界で最も稼いだアスリートは

 実は、驚くなかれ、世界のアスリート収入ランキングのトップ50のなかに、メジャーリーグの選手は一人もランクインしていない。


世界で2021年に最も稼いだアスリートは

 では、20年に世界で最も稼いだアスリートは誰なのか。アイルランドの男性総合格闘家、コナー・マクレガー選手で、1億8000万ドル(約192億円)となっている。そのうちの88%ほどは、賞金以外のスポンサー契約などから稼いでいる。だからなのか、最近も米メディアで派手に散財していると報じられていた。

 2位は、スペインのFCバルセロナからフランスのパリ・サンジェルマンFCに電撃移籍したリオネル・メッシ選手。1億3000万ドルも稼いでいる。彼の場合、収入の25%は年俸から獲得している。

 50位までのランキングを見ると、メッシ選手以外に、サッカー選手では3位にクリスティアーノ・ロナウド選手、6位にネイマール選手、31位にキリアン・エムバペ選手、36位にモハメド・サラー選手。48位には、ビュッセル神戸のアンドレス・イニエスタ選手が入っている。

 サッカー以外で多いのは、米国で人気のアメリカンフットボールとバスケットボールだ。NFL(米プロフットボール・リーグ)のアメフト選手では、ダラス・カウボーイズのダック・プレスコット選手の1億750万ドルを筆頭に、18選手がランクインしている。アメフト選手の多くは、スポンサーなどからの収入よりも、チームからの年俸が高い。ほとんどはチームの年俸が収入の大部分になっている。

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