2015年7月27日以前の記事
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盗まれないの? 東京の「無人果物店」は、なぜ“48時間”にこだわるのか週末に「へえ」な話(4/4 ページ)

無人店舗が増えてきた。テクノロジーの進歩や人手不足などが背景にあるようだが、筆者が気になっているのは「無人果物店」である。どんなビジネスを展開しているのかというと……。

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いい意味での誤算

 最後に、どうしても気になる質問をした。盗難である。監視している人は誰もいなくて、防犯カメラも設置していない。となれば、「このシャインマスカットは2000円か。ちょっと拝借して、うひひ」といった悪い人が現れても不思議ではない。

 この事業を始める前、周囲の人から同じようなことを指摘されたという。「無人販売だと簡単にとられるので、止めたほうがいいよ」といった声が多かったが、有井さんは違う見方をしていた。「東京の都市部の場合、歩いている人が多い。人の目がたくさんあるので、それが抑止力になるのではないか」と。

 で、盗難は何件あったのか。「いまのところ、ゼロですね。周囲から懸念の声が多かったので、僕もちょっと不安を感じていましたが、いい意味で誤算でした」

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