コラム
たき火ガジェット「FireWood Home」が完売! 里山での再収録に「パチパチ」(拍手):週末に「へえ」な話(4/4 ページ)
タカラトミーアーツのたき火ガジェット「FireWood Home」が売れている。9月に発売したところ、あっという間にメーカー在庫がなくなって、残りは店頭などで販売しているモノのみ。同社の担当者に、開発の裏側を聞いたところ……。
「ゴー」という音が聞こえてくる
山火事がニュースになっていたタイミングであったが、冬に収録したことはよかった。虫が飛んでいなくて、木の葉っぱも枯れていて、ざわざわした音が聞こえない。収録は夜の10時ごろから始めて、終わったのは深夜0時ごろ。そして、編集作業に。
そのとき、困ったことがあった。薪が空気を吸っている音が聞こえてきたのだ。現場では気にならなかったが、室内で編集しているときには「ゴー」という音が聞こえてくる。「雨のようにも聞こえてきて。商品からこの音が聞こえてくると違和感があるので、『ゴー』という音が聞こえないところを狙って編集しました」(村田さん)
ちなみに、村田さんのキャンプデビューは1年前ほど。キャンプブームに合わせたようにハマったそうだが、やはりたき火を楽しんでいるのだろうか。「もちろん、たき火をするのですが、それをスマホで録音してしまうんですよね。で、家に帰って、FireWood Homeから流れてくる音と比べるんです。『パチパチ』の音はどのくらいの頻度で聞こえてくるのか。木によってどのような違いがあるのか。こうしたことばかり考えてしまって……はっ、全く楽しめていませんね(汗)」
村田さんの商品開発に対する情熱に、拍手である。パチパチパチ――。
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