人事の95%がオンラインOJTの難しさを実感 約7割が「対面時より研修効果が出づらい」
オンライン学習プラットフォーム「UMU」を展開するユームテクノロジージャパン(東京都港区)は、研修担当の人事111人を対象に「人事担当者のオンラインOJT」に関する意識調査を実施した。その結果、95.5%の人事担当者が新入社員へのオンラインOJTの難しさを実感していることが分かった。
オンライン学習プラットフォーム「UMU」を展開するユームテクノロジージャパン(東京都港区)は、研修担当の人事111人を対象に「人事担当者のオンラインOJT」に関する意識調査を実施した。その結果、95.5%の人事担当者が新入社員へのオンラインOJTの難しさを実感していることが分かった。
新入社員のOJTが対面時よりも難しくなったと感じているかの質問では、「非常にそう感じる」と44.1%、「ややそう感じる」と51.4%が回答した。
難しいと感じる理由については、「対面時より研修効果が出づらい」が67.9%と最も多く、次いで「オンラインだと現場感が伝えづらい」が45.3%、「学習者である新入社員が受動的になりがち」が44.3%となった。他にも、「意思疎通が困難」や「どれくらい理解しているかわからない」などの回答も挙がった。
新入社員のOJTがオンラインになったことにより、対面実施の時と比較し「新入社員の立ち上がりの遅れ」を感じるかの質問では、「非常にそう感じる」(31.5%)、「ややそう感じる」(56.8%)となった。
立ち上がりの遅れをなぜ感じるのか、理由を尋ねると「新入社員の学びの量が減っているから」が67.3%、「新入社員がOJT時に受動的になっているから」が46.9%、「OJTで学んだことを新入社員が実践できていないから」が41.8%となった。また、「同期内での学びや連帯が発生しづらい」や「技術が伝わらない」などの声も挙がった。
調査は、新入社員に対してオンラインでOJTを実施している研修担当の人事111人を対象に実施した。調査期間は10月1〜2日。
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