「年収やスペックでフィルターをかけない」 マッチングアプリTinder Japanの女性トップを直撃：「ニューノーマル」な出会いを提供（5/5 ページ）

Tinder Japanのカントリーマネージャーに就任したチョウ・キョ氏を直撃。今後のビジネス展開について話を聞いた。

[武田信晃，ITmedia]

タブー視されるマッチングアプリ

――ビジネスを展開する上で、日本特有の難しさはありますか？

　私の周りでも「マッチングアプリで付き合いました」「結婚しました」という人がいますが、多くの人は隠したがります。「友達の紹介」と言ってしまうのです。タブー視されているところもありますが、それを変える方法の一つとして、例えば、テレビCMは有効だと思っています。しかし、まだマッチングアプリのテレビCMは解禁されていないので、今後は放映できるように努力していきたいと考えています。

――日本人は保守的ですか？

　マッチングアプリにおいては米国と比較するとコンサバティブと言えますが、これから変わっていくのだと思います。米国も昔はコンサバでしたから、時期の問題なのでしょう。知らないから危なさそうというのがあるので、知れば知るほど効率的に人と人の出会うツールなのだと分かってもらえたら、状況は変わると思っています。