任天堂の第2四半期決算 「あつ森」反動で減収減益
任天堂は11月4日、2022年3月期第2四半期(21年4〜9月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比18.9%減の6242億円、営業利益は24.5%減の2199億円、純利益は19.4%減の1718億円となった。
任天堂は11月4日、2022年3月期第2四半期(21年4〜9月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比18.9%減の6242億円、営業利益は24.5%減の2199億円、純利益は19.4%減の1718億円となった。
ゲーム専用機ビジネスでは、主にNintendo Switchのダウンロード専売ソフトやNintendo Switch Onlineによる売り上げが順調に推移したものの、パッケージ併売ダウンロードソフトの売り上げは減少し、前年同期比19.5%減の5974億円となった。前期は「あつまれ どうぶつの森」の発売をきっかけに売り上げが大きく伸びていたため、前年同期比では減収減益となったが、上期としては売り上げ、利益ともに高い水準は続き、業績は概ね想定通りに推移した。
モバイルビジネスでは、ロイヤリティ収入は増加したが、スマートデバイス向けの課金収入が減少し、前年同期比4.6%減の255億円となった。
また、新作タイトル数の増加に伴い広告宣伝費の増加や円安による為替の影響により、販売費及び一般管理費は、前年同期比7.1%増の1527億円となり、売上高に占める販管費の割合は5.9ポイント増の24.5%となった。
通期の業績予想は、半導体部品等の供給不足によるSwitchハード生産への影響や、Switchソフトの販売実績及び今後の状況を踏まえ修正する。売上高は前期比9.0%減の1兆6000億円、営業利益は18.8%減の5200億円、純損益は27.1%減の3500億円を見込む。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
サクラ革命が月数千万の売り上げ捨ててもサービス終了させたかった理由
大型スマホゲームのセガ「サクラ革命」が、リリースからわずか半年程度でサービス終了となる。一部で噂されるサクラ革命の開発費30億円という数字が事実であるとするならば、なぜ多額の開発費をかけたスマホゲームが、ここまで早いスピードで撤退に追い込まれたのだろうか。
今、いきなり!ステーキが「大復活」の兆しを見せている理由
いきなり!ステーキは、にわかに”大復活の兆し”を見せている。これはペッパーフードサービスにおける半年間の株価推移を見れば明らかだ。同社の株価は、5月半ばから上昇に転じ、今では1月の安値から2倍以上となる512円で推移している。
トップYouTuberは誰? 4カ月で8億回超再生も 年間再生ランキング
影響力を増すYouTuberなどの動画インフルエンサー。最も影響力のあったのは誰だったのか。BitStar(東京都渋谷区)が、2020年に活躍した動画クリエイターや動画チャンネルのランキングを発表した。
三菱の厳しすぎる現実 国内乗用車メーカー7社の決算(後編)
5月初旬に各社から発表された通期決算の結果を比較してみる本企画、前半ではトヨタ、日産、ホンダの3社を分析した。後編ではスズキ、マツダ、スバル、三菱を分析してみよう。
“雑草バブル”の熱狂 200万円超の落札事例も
今「雑草バブル」がピークを迎えている。ネットオークション最大手のヤフオクでは、これら観葉植物を中心とした高額取引事例が増加している。10万円を超える価格で落札されたものはここ半年で数百件にも上っており、数十万円での取引も珍しくなくなりつつある。
アイドリングストップのクルマはなぜ減っているのか? エンジンの進化と燃費モードの変更
アイドリングストップ機構を備えないクルマが登場し、それが増えているのである。燃費向上策のキーデバイスに何が起こっているのか。
今なぜ若者がインデックス投資? 流行の陰につみたてNISAとYouTuber
一昔前までは、株式投資といえば上がりそうな銘柄を探してそれを買うというイメージが強かった。しかし今、若者の間でインデックス投資が流行している。ではなぜ、インデックス投資が盛り上がっているのだろうか。

