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ベックスコーヒーに「月27.7回」も! JR東日本のサブスクは、どのように使われたのか「実証実験」の結果(4/4 ページ)

7月から8月にかけて、JR東日本がサブスクを展開していた。カフェを利用できたり、そばのトッピングができたり、シェアオフィスを使えたり。結果、消費者はどのように使っていたのだろうか。データを見ると、おもしろい結果がでていて……。

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何かを楽しむための「駅」に

 最後に、実証実験の結果をどのように見ているのだろうか。カフェの利用回数が多かったので、点数をつけると「100点」かなと思っていたが、市原さんは「70〜80点」とやや厳しく見ている。なぜ20〜30点も減点したのかというと、「利用者が多かったことはよかったのですが、利用できるメニューをもう少し増やすことができていればなあと。あと、シェアオフィスの利用者が少なかったんですよね。周知がうまくできていなかったこともあって、利用される人が少なかったのかもしれません」と反省をぽつり。


秋葉原駅構内ある「いろり庵きらく」

そば注文時に、トッピング1品を無料で提供(月額1000円)

 第二弾はすでに始まっていて、ドコモが運営している「バイクシェア」を月3回まで無料で利用できるようにした(11月1日から12月31日まで)。となると、気になるのは第三弾である。詳細はまだ決まっていないようだが、「第一弾で利用できたのは3駅だけだったので、その数を増やしていきたいですね。あと、『毎日使えたらいいな』と感じられるサービスを提供していきたいです」(市原)


JREパスポートの未来

 実証実験を何度も行うことは考えていないようで、タイミングを見て、サブスクを本格展開するそうだ。さて、そのときはどんなサービスを提供するのだろうか。会社へ行くために必要な「駅」ではなく、何かを楽しむための「駅」に変わりそうである。

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