インサイドセールスは「テクニックより習慣が大事」 “7つの習慣”を解説:ヴィジュアル系が語る!会社を強くするインサイドセールス(11)(2/3 ページ)
インサイドセールスの業務を行う中で、「インサイドセールスは小手先のテクニックよりも日々の習慣が大事だ」と思うことが多々あります。そこで、筆者が大事にしている7つの習慣を、それぞれ解説してみようと思います。
習慣(3)サボる
語弊があるかもしれませんが、良い意味でサボる習慣は大事だと思っています。例えば毎日8時間、週5日稼働するとして、40時間をフルで集中することは不可能です。
安定感を出すためには力の抜き方を覚えましょう。例えば見込み客にコンタクトをするコアタイムを決めておき、その時間は全力で集中し、その他の時間でゆっくりと思考するタイミングを取るなどです。
思考を研ぎ澄ませるため、休憩することも大切です。その時間を、悪いことをしていると捉えるのではなく、コンタクトの質を上げるために必要な時間だと考えると良いと思います。
また力の抜き方を知らない人ほど、ケアレスミスが発生しやすい傾向もあると感じるので、適度に力を抜きながら、安定して成果を出せるようにしましょう。
習慣(4)魂を込める
繰り返しになりますが、見込み客とのファーストコンタクトを担当することが圧倒的に多いので、自分が会社の顔だという意識を強く持ちましょう。そして、1件1件のコンタクトに魂を込めましょう。
愛を込めるとも言い換えられるかもしれませんが、その意識が事前調査の深さや、丁寧な言葉使い、相手の感情をくみ取ったコミュニケーションの組み立て方といった、言動に現れます。
もし失礼な言動を行ってしまった場合、会社や担当する商材のブランドを傷つけることにつながってしまいます。
たかが電話、たかがメールと軽い気持ちで行ってはいけません。これは特に、業務に慣れてきたときほど意識した方が良いです。
習慣(5)無視する
組織に所属していると、常に社内での連絡や、ミーティングへの招待といったことが発生します。それらに即レスすることが仕事において大事だとされることも多いでしょう。
しかし、上述した顧客への連絡に集中するコアタイムでは、それらを無視するマインドも必要です。もしくは事前にコアタイムは他の予定をブロックしておきましょう。そうしなければ、肝心のインサイドセールス業務に支障が出るからです。
例えば、フィールドセールス担当者が顧客との商談時間に、同時に社内ミーティングは入れないと思いますが、それと全く同じです。
インサイドセールスもコアタイム中は、商談中と同じで全力で集中しているのです。妨げられないようにしましょう。
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