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若くして起業すべきではない、これだけの理由:世界を読み解くニュース・サロン(4/5 ページ)
米国のある調査では、起業で成功する確率は25歳よりも40歳のほうが2倍以上高く、30歳よりも50歳のほうが倍増するという。世界を見ても、成功者の多くは35歳以降に独立している。なぜ彼らは大器晩成したのだろうか。
40代以降で起業して大成功した人たちも
さらに経験を積んでから大成功した人たちもいる。例えば、シャングリ・ラ・ホテルを創業したマレーシア人のロバート・クオック。戦前に生まれたクオックは戦時中は現地で日本企業にも勤めた経験がある。71年の48歳の時に、シンガポールに初めてシャングリ・ラ・ホテルを建築。それがブレークスルーとなり、その後は香港などにも進出して成功を収めていった。
さらに、ファッションブランド「ZARA」で知られるアパレルメーカーのインディテックスを創業したアマンシオ・オルテガ。スペインのア・コルーニャ市に第一号店を出店したのは、75年で39歳の時だった。その後は世界に進出して成功し、今では長者番付の常連になっている。20年は世界で11番目の富豪にランクインしている。
ちなみに、こうした成功者を紹介している記事などを見ても、気になるのはあまり女性が出てこないことだ。それでも、20年は女性が躍進した年であり、女性の億万長者の数は前年比で36%ほど増加したという。今後、成功者の記事などに、多くの女性が登場する可能性は高いだろう。
20年は、米国で女性起業家にとって記録的な年になった。出会い系アプリ「バンブル」の創業者でCEOのホイットニー・ウォルフ・ハードが、31歳で女性として最年少で企業を上場させた。さらにウォルフ・ハードは、自ら出世した成功した世界最年少の女性ビリオネアとなった。
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