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美容室向けへア商材の「ミルボン」、21年12月期は増収増益 DX加速で単価増・海外市場も好調:美容室のあり方改革を進める(3/3 ページ)
美容サロン用ヘア商材メーカーのミルボンは2月10日、2021年12月期の連結決算を発表した。
26年度までの新中期事業構想「Stage for the Future」ではアジアNo1、世界ベスト5を目指し長期グローバル市場戦略を掲げ、日本、中華圏、韓国、北米、EU、ASEAN、中東の7つのリージョンごとに開発や生産態勢を構築することで髪質や文化・価値観の違いに対応するとしている。特に中国は昨年工場を建設、今年1月には製造許可を取得し、今年から生産を開始する。
このほか新中期事業構想では、DXによる美容室のあり方改革や、1月に発表した花王と共同のビューティヘルスケアサービスのプロジェクトなどを盛り込んだビューティプラットフォーム構想を掲げる。
22年12月期連結業績目標は、売上高が5.6%増の439億円、営業利益が3.4%減の75億5000万円、経常利益3.5%増の74億1000万円、純利益が2.4%増の52億3000万円とした。
著者プロフィール
臼井杏奈(うすい あんな/ライター、編集者)
青山学院大学文学部卒業。産経新聞社の記者職を経て、ビューティー業界紙WWD BEAUTYで記者・編集職。2020年4月からフリーランス。中国や欧米などの海外市場やビューティーテック、スタートアップなどを中心に美容・ファッション関連の取材執筆を行う。
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