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クラファンでバカ売れ! 売れるほど赤字だったライト一体型プロジェクター「popIn Aladdin」誕生秘話家電メーカー進化論(9/9 ページ)

設置性の高さや使い勝手が話題となったシーリングライト一体型プロジェクター「popIn Aladdin」。20年には「popIn Aladdin 2」、21年には据え置き型「Aladdin Vase」を発売。プロジェクター開発の経緯とその先にある野望を、popInの程濤社長に聞いた。

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 「popInの今後の展開は、3つのレイヤーで考えています。1つはこれまでどおりのハードウェア開発。2つ目が壁に投影するさまざまなオリジナルアプリの開発。そして3つ目がpopInだけのイベントの企画です」(程氏)

 「おうちde思い出」と題したイベント企画は、リアルタイムで花火大会や、サファリツアー、ライブを中継し、popInユーザーに配信するというもの。あえてアーカイブは残さず、リアルタイム性を重視することで家族や大切な人との間で思い出作りができる提案を毎月行っている。これらのイベントはpopIn Aladdinシリーズのユーザーなら無償で楽しめるの。


「おうちde思い出」プロジェクトではライブやツアー、おうち鑑賞会など、毎月さまざまなイベントを開催。ユーザーは無償で、自宅から参加できる

 ハードウェア事業が20年に黒字化を達成したpopInは、さらなる成長のフェーズに入った。さらに、今後、日本独自企画である引掛けシーリングに依存しない「Aladdin Vase」の開発により、海外市場での展開も視野に入れているという。

 盤石のBtoB向けソフトウェア事業に加えて、ハードウェア事業の黒字化により、popInのさらなる成長と新たな展開に期待できそうだ。

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