ニュース
社長が「○○君は頑張っているから」と評価を変更――不公平感をなくすため、人事はどうしたらいい?:Q&A 総務・人事の相談所
評価制度があるにもかかわらず、社長が一存で「○○君は頑張っているから」と処遇を変更してしまう企業。不公平感をなくすために、人事はどうするべきだろうか?
連載:Q&A 総務・人事の相談所
総務や人事の現場で起こる疑問を、Q&A形式で回答します。回答を見るには、会員登録が必要です。「ITmediaビジネスオンライン 総務・人事通信」と合わせてお読みください。
Q: 当社は社員数約70人のIT企業です。評価制度を導入しており、その結果で昇給や賞与、昇格が決まります。
しかし、そのような制度を半ば無視する形で、社長が「○○君は頑張っているから」と一存で処遇を決めてしまうことがあります。特に賞与・昇給・昇格のうち、社長がその気になった際、一番反映しやすいものに勝手に反映してしまうため、不公平感があり、制度の形骸化をまねいています。どうしたらいいでしょうか。
関連記事
- 定年再雇用「60歳以降、1年ごとに1割給与を減らす」はOKですか?
定年再雇用を新設する際、「60歳以降、1年ごとに1割給与を減らす」制度は問題ないか。実例を踏まえ、人事コンサルタントが解説する。 - 45歳定年制は、なぜ「45歳」なのか 日本企業の慣習と働かないおじさんの関連性
サントリー新浪社長の発言をきっかけに話題となった「45歳定年制」はなぜ、「45歳」なのだろうか。人事コンサルタントである筆者は、日本企業が行ってきた“人事制度の慣習”が背景にあると考えている。それはつまり、どういうことかというと──。 - 新チームでも飲み会要らず! 1時間・オンラインで「個性や強みを理解し合う」方法とは?
人事やマネジメント層の方は、テレワーク中に入社・異動したメンバーから「入社後しばらくたったが、このチームで働いているという実感が湧かない」「業務以外の会話がなく、常に一人で仕事をしている感覚がする」「困った時に誰に相談すべきか分からない」──といった声を聞くこともあるのではないでしょうか。本記事では、実際に集まらなくてもメンバー同士が1時間で相互理解を深められる方法をご紹介します。 - “みんなそろって昇進”だったカゴメ ジョブ型に舵切りしたCHOが明かす「社内改革の鉄則」とは
社員間で人事評価に差が付かず「85%が同じ評価」、入社16年が経たないと課長になれない、若い人は優秀でも比較的給与が低い──2012年に入社した有沢正人氏は、「これはあかん」と改革に乗り出した。 - 2021年、特に読まれた「人事部インタビュー」はこれだ! 厳選5記事紹介
ITmedia ビジネスオンラインでは2021年、特集「戦略人事の時代」の中で多くの企業の人事部にインタビューを行いました。その中でも、特に読まれた5つのインタビューを紹介します。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.