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認知度50%から国内シェア1位へ、サブスク殺到のデロンギ・ジャパン社長の戦略:家電メーカー進化論(8/8 ページ)
コーヒーメーカーやオイルヒーターなどで知られるイタリアの家電メーカー、デロンギ。認知度50%、ダウントレンドの売り上げという状況から、国内の電気ストーブやコーヒーメーカー市場で金額シェア1位となるまでの道のりを、日本法人のデロンギ・ジャパンの成長を牽引した杉本敦男社長に聞いた。
デロンギでは20年11月に、コーヒー豆を定期購入すると全自動コーヒーマシンがついてくるサブスクリプションプラン「ミーオ!デロンギ」を発表した。想定以上の申し込みが殺到し、約1週間で申し込みを一時停止するほどの人気となった。その後も何度か再開、停止を繰り返しながらユーザーを増やしている(掲載日現在、一時停止中)。
サブスクリプションプランは、あくまでビジネスモデルの1つとしてテストしている段階としつつ、これまで全自動コーヒーマシンに興味を持っていた層の背中を押すことができたとしている。
またサブスクリプションプランとは別に、自動でミルクメニューなども作れる全自動コーヒーマシンの上位モデルなども、随時日本市場に投入している。
杉本氏は「メーカーである以上、最も大切なのは商品企画」と言い切る。デロンギ・ジャパンの各カテゴリーシェア1位は、イタリアの親会社の考えと日本のニーズの間で“ベストな企画”を生み出し続けることで実現されているのだ。
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