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「発令がないから、これは休職ではない」──退職ぎりぎりまで休んだ社員の主張に、どう対応すべきか?:Q&A 弁護士に聞く、現場のギモン
持病で退職ぎりぎりの日数まで休んだ社員に、もうすぐ休職期間満了になる旨を通知したところ「休職を発令されていない。休職という認識がなかった」との返事がありました。どう対応すべきでしょうか?
連載:Q&A 弁護士に聞く、現場のギモン
働き方に対する現場の疑問を、岸田鑑彦弁護士がQ&A形式で回答します。回答を見るには、会員登録が必要です。「ITmediaビジネスオンライン 総務・人事通信」と合わせてお読みください。
Q: 持病で90日ほど欠勤している社員がいます。この度、さらに1カ月の療養が必要との診断書の提出がありました。
当社では、病欠が連続30日続くと休職になります。休職期間は60日で、期間内に復職できない場合は自然退職になります。当該社員にもうすぐ休職期間満了になる旨を通知したところ「休職を発令されていない。休職という認識がなかった」との返事がありました。
この場合、休職期間満了により自然退職としてよいのでしょうか?
A: 法律上、休職制度を設ける義務はありません。その内容についても、会社に裁量が認められています。ただし……
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