経理800人の実態調査 業務量ランキング2位は「支払業務」、1位は?(1/2 ページ)
経理800人を対象に負担に感じている業務やDX導入の進捗など「経理の業務の実態」についての調査を実施。その結果、経理が抱える業務量ランキングの1位は「請求業務」であることが分かった。
国内BNPL決済サービスを提供するネットプロテクションズ(東京都千代田区)は、経理800人を対象に負担に感じている業務やDX導入の進捗など「経理の業務の実態」についての調査を実施した。その結果、経理が抱える業務量ランキングの1位は「請求業務」であることが分かった。
続いて2位「支払業務」、3位「帳簿や伝票などの管理」となった。上位には決済に関する業務が多く、通常業務の大半は決済業務を行っていることがうかがえる。
勤め先での自部署業務について、年々忙しくなっているかを聞いてみると、年商10億円以上企業では、「忙しくなっている」(22%)、「やや忙しくなっている」(39%)を合わせ、6割以上が忙しくなっていると感じていることが分かった。
一方、年商10億円未満企業では、「忙しくなっている」「やや忙しくなっている」を合わせると35%であり、「変わらない」と感じている人が42%と一番多い結果となった。年商10億円以上の企業と、10億円未満の企業とで差が開く結果となった。
業務への満足度について、「今よりも大きな価値創造に取り組みたいと感じるか」という質問に対し、年商10億円以上の企業の経理では、19%が「率先して取り組みたい」、51%が「チャンスや機会があれば取り組みたい」と回答した。一方で、年商10億円未満の企業に勤める経理では「率先して取り組みたい」と回答した人は、わずか6%となった。
DXの普及について、業務に関係なく普及すると思うか尋ねてみると、「すでに普及していると思う」が12%、「今年度中に普及すると思う」が21%、「来年度以降に普及すると思う」が41%となった。
次に、今後DXが経理業務に関わってくると思うかの質問では、半数以上が「業務に関わらないと思う」と回答した。DXが社会に普及していく予測はあるものの、経理業務に関わる実際のイメージは持てていない人が多いことがうかがえる。
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