2015年7月27日以前の記事
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コロナで売り上げ3倍に 「ホットクック」が生み出した新市場とは?家電メーカー進化論(2/5 ページ)

コロナ禍でライフスタイルが変化し、さまざまな白物家電が注目を集めている。中でも「ヘルシオ ホットクック」は爆発的な人気だ。シリーズ累計出荷台数は40万台。ホットクックがビジネスとして成功し、新しい市場を生み出すまでに成長したのか。人気の理由を見ていきたい。

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水ナシの無水調理ができる鍋として登場

 近年、人気のサラダチキンや、無水カレーなどがつくれることで人気を集めているホットクック。コロナ禍によるステイホーム下では従来の3倍のペースで売れ、店頭から姿を消すほどの人気となった。

 「ヘルシオ」は、過熱水蒸気で健康調理ができるウォーターオーブンで使われるブランドの名称で、04年に登場した。そこへ15年に新商品としてホットクックが追加。

 ホットクックの初代モデル(KN-HT99A)は、調理容量が1.6Lだが本体サイズが炊飯器よりも大きく、当時の実勢価格は6万円前後と高価だったため、それほど注目はされなかった。


ホットクックの初代モデルの発表会の様子。無水調理ができる点を強くアピールしていた

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