キッズ需要が55倍に! 10年で激変した「脱毛市場」に迫る:親が子どもに(3/5 ページ)
美容の低年齢化が進むなか、脱毛サロン「エピレ」では、7〜15歳の女性を対象にした「キッズ脱毛」が飛躍的に向上。2011年のオープン当初からの10年で、新規顧客に占めるキッズの割合は約55倍になっているという。ここ10年で脱毛市場は、どう変化しているのか。
男子高校生の8割が「体毛が気になる」と回答
SNSで自身の写真をシェアしたり、気軽に美容情報を収集したりといったことが当たり前になるなかで、若い世代の美容意識が大きく変わっているようだ。
医療脱毛を提供するリゼクリニックが高校生向けに実施したアンケート(※1)によれば、関心の高い美容は男女とも「脱毛」が1位になった。男子生徒の43.0%、女子生徒の74.0%が「脱毛」に関心を寄せた。
「自身の体毛は気になるか?」の問いに、女子生徒は100%が「気になる」と回答、男子高生も8割近い79.0%が「気になる」と回答した。「体毛が気になる理由」を尋ねると、男女とも「毛がないほうがキレイ」と回答し、最多(男性40.5%、女性66.0%)となった。
リゼクリニックが小中学生の女子生徒に実施したアンケート(※2)でも、全体の89.7%が「体毛が気になる」と回答。小学生は77.8%、中学生は92.4%だった。また、小学生の62.2%、中学生の89.9%が「体毛処理の経験がある」ことも判明した。
処理する理由は「自分自身が気になり始めた」(85.4%)がトップ。次いで「人の目が気になり始めた」(55.3%)、「周りが処理し始めた」(38.8%)となった。「SNSやユーチューブを見て」という人は、18.9%だった。
これらのアンケートを見る限り、小学生からの体毛処理はもはや“当たり前”という感覚なのかもしれない。
リゼクリニックでは、中学生以下(14〜15歳)の「医療脱毛を希望した患者数」が5年前と比較して、8.3倍増になったそうだ。なお、同クリニックは14歳未満の施術は実施していない。
同クリニックでは、学生限定の学割を用意しており、すべての5回コースプランが20%オフとなる。例えば、腕全体のコースは7万9800円が6万3840円となる。さらに、友だちや兄弟と一緒に2名以上で来院、契約すると、ペア割として5〜10%が追加割引される仕組みだ。
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