キッズ需要が55倍に! 10年で激変した「脱毛市場」に迫る:親が子どもに(4/5 ページ)
美容の低年齢化が進むなか、脱毛サロン「エピレ」では、7〜15歳の女性を対象にした「キッズ脱毛」が飛躍的に向上。2011年のオープン当初からの10年で、新規顧客に占めるキッズの割合は約55倍になっているという。ここ10年で脱毛市場は、どう変化しているのか。
無人経営の「セルフ脱毛サロン」が増加
矢野経済研究所の調査によれば、国内エステティックサロンの市場規模は新型コロナの影響を受け、やや落ち込み気味だ。22年は21年と変わらない3270億円と予想されている。
ただし、この市場予測に含まれていない「セルフエステ」は、規模を拡大しているらしい。数年前からセルフエステがトレンドとなっており、それは脱毛業界も同様だ。脱毛機器は家庭用のものも多く存在するが、やはり業務用と比較すると効果が弱いといわれる。そこで、業務用機器を提供するセルフ脱毛サロンが登場したというわけだ。
店舗数日本一をうたうセルフ脱毛サロン「ハイジ」は、全国に38店舗を持ち、24時間営業で利便性が高い。同社の脱毛器はセルフ脱毛専用に開発したオリジナル機器で、従来のクリニックやエステサロンで採用されていたIPL脱毛と、近年多くのエステサロンで採用されているSHR脱毛の良いところを取り込んだハイブリッド脱毛(HHR方式)だという。
価格も手頃で、1年契約の通い放題プランは月額5980円、月2回プランは月額6480円となる(いずれも1回60分)。
新宿御苑に店舗を構える「CLEVY」(クレビー)は、大手脱毛サロンと同等の機器を採用し、1回約30分、最短6カ月で全身脱毛が完了可能だという。
1回60分の通い放題で月額1万3200円。このプランでは同伴者1名も入店可で、例えば手が届きづらい背中などの部位を同伴者に手伝ってもらうことも可能だ。セルフがメインだが、オプションでエステティシャンの派遣が利用でき、30分3300円などのプランがある。
このほかに、都心のマンション1室だけで営業する24時間セルフ脱毛サロン「アーデルハイド」、12カ月フリーパスでの全身脱毛プランを9万9000円(41%オフの限定特価)で提供するVIVIMO 渋谷 セルフ脱毛サロンなども。
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